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法律相談無料東京都町田市行政書士うすい法務事務所~慰藉料請求の内容証明の書き方

法律相談)夫の浮気相手に対し、慰藉料請求の内容証明を送ろうと考えています。書き方のこつをおしえてください。

答)請求する内容を明確に書くことです。また、内容証明は証拠になりますので、不要な記述はさけ、簡潔にかくのがコツです。

1.内容証明をだす意味


一般的に法律業界ではなじみのある郵便制度。

この内容証明を出す意味はどこにあるのでしょうか。

一般的な手紙や電話、メールと異なり、内容証明は後日紛争になった際に証拠になります。言った言わないの水掛け論を避けることができるのです。

つまり、内容証明の差出人の意思表示が受取人に到達したことを客観的に証明できる郵便制度です。

内容証明をだせば、後日、そんな話は聞いてないとか、あるいは、言ったはずだといった言い争いを避けることができます。

2.内容証明の書き方

内容証明は、後日の証拠になる優れた制度ではあります。

しかし、証拠になるからこそ、その記載文面については細心の注意が必要です。

うかつなことを書けば、差出人に不利な証拠にもなります。

そこで、まず内容証明を出そうか考えている方は、弁護士や司法書士、行政書士などの専門家にご相談されることをお奨めします。

相談の際には、内容証明を出そうと考えるにいたった背景を偽りなく時系列に説明し、その上で、受取人に対してどのような意思表示をしたいかについて検討します。

例えば、夫の浮気相手に対して慰藉料を請求したい場合には、別居していたなどとった差出人が不貞行為の時点で夫婦が破綻していたことを示唆するような内容は記載するべきではありません。

弊事務所の方針としては、極力簡潔な文面を推奨しています。

具体的には、

・不貞行為に関する事実についての記述(平成○○年○○月から不貞行為を行ってきたといった事実や、ラブホテルを利用した証拠を収集したといった事実)

・相手方に対して請求する慰藉料総額(金○○○万円を請求する)

・いつまでにどのような形で支払うのかに関する具体的な指示(平成○○年○○月○○日までに、○○銀行○○支店口座番号XXXXXXXXX口座名義○○○へ振り込むこと、など)

・差出人の指示に従わなかった場合に差出人がとる手段(○○日以内に振り込まなければ、○○地方裁判所に民事訴訟を提起する、など)

を記載するにとどめています。

3.専門家へ相談する意義

内容証明は、それ自体が法律行為であり、内容証明を送達した後の推移を見越して文面を検討する必要があります。内容証明を出せばそれで終わりということはほとんどありません。

内容証明を受領した受取人の態度(おとなしく素直に賠償金を支払うか、開き直るか、弁護士等の外部の専門家にすがるのか等)をあらかじめ推論してその内容や差し出す時期を検討する必要があります。

そして、この検討には、やはり経験豊富なその道の専門家のアドバイスが非常に貴重になってきます。

内容証明の作成を外部の専門家に依頼するのは、確かに費用がかかることは事実ですが、内容証明に余事記載したばかりにかえって差出人に不利益が生じることも十分あることを考えますと、出してしかるべき費用かと考えます。