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法律電話相談無料東京都町田市行政書士うすい法務事務所~子どもが母の氏を称する入籍

法律相談)結婚する際、夫の姓にしたのですが、離婚の際には旧姓に戻ります。未成年の子の氏(苗字)を私と同じにして同じ戸籍に入れたいのですが、どうすればいいですか。

答)家庭裁判所で子の氏の変更の許可を得て子の氏を変更して同籍にすることができます。

1.氏と戸籍

婚姻中の夫婦の間に生まれた子の氏(苗字)は、出生時に、父母が共同で称している氏とされます(民法790条、戸籍法18条)。

そして、夫の氏を称した婚姻にあって父母が離婚した場合、母が旧姓に戻る復氏した場合や、母が婚氏続称を選択した場合でも離婚した母と子とは氏も戸籍も異ってしまうことになります。

母親が続称した場合、母と子の呼称は同じであっても氏は異なるとされます。

つまり、母親がが未成年の子の親権者になっても、両親の離婚によって、子の氏及び戸籍が変動はせず、子は従前の戸籍(父親の戸籍)に残り、氏も父母の婚姻中の氏を名乗ることになるのです。


2.母子で氏を同じくする方法

一定の手続きをとることによって母子で氏を同じくし、同籍にすることができます。

まず、家庭裁判所に家事審判法9条1項甲類6に規定する子の氏の変更について許可の審判を申し立て、許可を得る必要があります。

申立をする家庭裁判所は、子の住所地を管轄する家庭裁判所です。

形式的なことですが、申立人は、未成年の子です。

もっとも、子が15歳未満の場合には、法定代理人(親権者である母親)が代理して申し立てることも出来ます。

申立用紙は、各家庭裁判所に備え付けてあります。持参する持ち物(印鑑など)も含め、お子様の住所地を管轄する家庭裁判所にご照会なさってください。

3.入籍届

氏変更の許可を得た後、お住まいの市区町村長に対して、「子の母の氏を称し母の戸籍に入籍する」との入籍届をします。

これによって、子と母は同じ氏を称して、かつ、同一戸籍に在籍することになるのです。

なお、子が15歳未満の場合は、その法定代理人(親権者)が本人に代わって届出人となりますが、15歳以上の子は、たとえ未成年でも、自ら届け出ることが必要です。