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法定相続分の復習です。

遺言がある場合には、遺言が指定したとおりに相続します。

遺言がない場合には、法定相続人全員一致で合意を形成した遺産分割によります。

この遺産分割の合意が形成できない場合には、民法が規定する法定相続によって相続分がきまります。

この法定相続ですが、配偶者は被相続人の遺産の二分の一を相続します。

被相続人に子がいた場合には、その子らが残りの二分の一を均等に分けて相続します。

ここで均等に関する悩みに対する回答を書きます。

1.被相続人の婚外子の相続分
かつて民法は婚外子の法定相続分を、子の半分とする規定を定めていましたが、この規定は法の下の平等(憲法14条1項)に反し違憲であるとの判断が示されました。今日ではこの条文は民法典から削除されています。
従いまして、婚外子であっても子であっても平等に等しい相続分を相続することになります。

2.養子縁組の子
被相続人に養子縁組した子がいた場合、この子は、被相続人と血がつながっている実子と等しい相続分を相続します。

3.養子縁組によって親子関係が寸断された子
養子縁組で他の夫婦の子になった場合でも、血縁関係上(血統上)の親の相続人になります。ただし、この養子縁組が、特別養子の場合には血縁上の親の相続人にはなりません。