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遺言相続法律相談)父が亡くなりました。母と私たち子どもで遺産を相続することになりますが、数人の相続人で遺産を分割するとき、どのように分ければいいのでしょうか。

答)遺言がある場合と遺言がない場合に分けて考えます。

1.遺言がある場合
遺言がある場合、遺産分割は原則として遺言どおりにおこなわれます。

なお、遺言の中に遺留分侵害あれば、減殺請求を行使できます。また、寄与分の主張が認められて相続分が変わることもあります。

なお、遺言による指定相続分や遺贈の権利を持つ人の自由意思による同意があれば、遺言に定められた場合、指定されていない分割も可能となります。

2.遺言がない場合
遺言がない場合には、法定相続人の間で話し合います(これを遺産分割協議といいます)。遺産分割がまとまりましたら、そのとおりの分割となります。

3.遺産分割協議がまとまらない場合

法定相続人による遺産分割協議がまとまらない場合、亡くなった方(被相続人)の死亡時の居住地を管轄する家庭裁判所に調停・審判を申し立てます。この申立では、家庭裁判所が、民法が規定する法定相続分を基準にして分割する調停・審判を行います。