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法律相談無料東京都町田市行政書士うすい法務事務所~嫡出でない子、内縁の妻

法律相談)内縁関係にあった夫が死亡しました。内縁の夫との間には認知した子どもがいますが、相続はできるのでしょうか。

答)子どもは法定相続人になりますが、内縁の妻は法定相続人にはなれません。

1.嫡出でない子の相続分


被相続人の子は第1位の相続人です(民法900条1号)。
子が複数いた場合には、原則としてその相続分は頭割りです(900条4号本文)。
そして、内縁関係にある男女間の間に生まれた子の法定相続分は、被相続人が婚姻関係にある配偶者との間に生まれた子の半分とされていました(900条4号但し書き)。
しかし、平成25年9月4日、最高裁判所大法廷は、当該900条4号但し書きが憲法14条(法の下の平等)に違反し無効であるとの違憲判決をくだしました。
国会はこの違憲判決をうけ、900条4号但し書きの該当部分は削除しました(平成25年12月11日より施行)。

したがいまして、嫡出子と嫡出でない子の間で不平等はなく、平等に相続分が認められます。


2.内縁関係の配偶者


相続人として認められる「被相続人の配偶者」(890条)は、法律婚をしている者に限定されていますので、内縁の配偶者には法定相続分は認められません。


3.内縁関係の配偶者に対する財産

内縁関係の配偶者が法定相続人になれない以上、仮に内縁関係にある配偶者に死後なんらかの財産を与えたい場合には、死亡前になんらかの法的対策をとる必要があります。

まずは遺言です。

そして、死因贈与によっても財産を与えられます。

また、相続人不在の場合には、特別縁故者として分与を受けること(958条の3)、民法768条の類推適用により、相続人に対して財産分与請求することも考えられます。